宇多田ヒカルという天才がいる。デビューからずっと、日本中がそれを認めてきた。宇多田ヒカルは日本の宝だ

宇多田ヒカルという天才がいる。デビューからずっと、日本中がそれを認めてきた。宇多田ヒカルは日本の宝だ

draw a picture of utada #utada #utadahikaru #copy #宇多田ヒカル

A post shared by utada kuma (@utada_hikaru_fans) on

各時代それぞれに天才と呼ばれる人間はいるのかもしれない。

スポーツ選手、文化人、企業家・・・
いろいろな天才が思い浮かぶが、
わたしにとって、「天才といえば?」でまっさきに思い浮かぶのが、
宇多田ヒカルだ。

もちろん、わたし自身も彼女を天才だと思うし、
周りからの評価も申し分ないから、
これはもう、宇多田ヒカルを天才と認めざるを得ないだろう。




目次

1.宇多田ヒカルの新作「Fantome」 
2.「道」
3.「花束を君に」
4.椎名林檎

宇多田ヒカルの新作「Fantome」

love utada…

A post shared by utada kuma (@utada_hikaru_fans) on

宇多田ヒカルが最近活動再開したということで、大変話題になっている。
CDショップに行けばポスターがずらりと並び、
大手CDショップでは、視聴コーナーに必ずといっていいほど、
新作アルバムがはいっている。

最近また、宇多田ヒカルの存在感が、世に広く浸透したきたような印象を受ける。
今年は、NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌などもあり、
幅広い層に宇多田ヒカルの歌が届いている。
宇多田ヒカルという天才がいる、ということはかなりの人が知っていたと思うけれど、
最近になってはじめて、宇多田ヒカルの歌に真剣に、耳を傾けたという人も少なくないようだ。

それはもちろん、プロモーションによるところも大きいだろうが、
復帰後の宇多田ヒカルは、とても優しくて、人間味あふれているように聞こえる。
だから今ますます、多くの人の心に届いているのではないだろうか。

「道」

新曲「道」の歌詞は、宇多田ヒカルの母親「藤圭子」に向けてつづられている。

「私の心の中にあなたがいる
いつ如何なる時も
どこへ続くかまだ分からぬ道でも
きっとそこにあなたがいる
It’s a lonely road
But I’m not alone
そんな気分」

シンプルな言葉だ。
飾りのないシンプルな言葉だからこそ、
すべてが真実の声となって、胸に響いてくる。

藤圭子は2013年8月22日に飛び降り自殺をしている。
「圭子の夢は夜ひらく」で一世を風靡した演歌歌手だが、
統合失調症とうつ病にかかり、長年精神の病に苦しんでいたという。

そんな母親を思って、宇多田ヒカルが歌う歌「道」。
人に対して悲しみを覚えるということは、それだけの愛があるからということではないだろうか。
そんなことを思わせてくれる名曲。

こちらは藤圭子の代表作。
母娘そろって、表現力がすさまじい歌手だ。

「花束を君に」

NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌になった、
今の宇多田ヒカルの代表曲。

宇多田ヒカルならではの切なく深い歌声が、
最大限の魅力を放っていると思う。

この歌詞がまた、格別だ。

「普段から メイクしない君が 薄化粧した朝」

という歌いだし。

さりげなく歌われている印象だが、この歌も母親にあてていると想定すると、
この薄化粧とは、「死化粧を施された」という意味にとれる。
優しいメロディとあいまって、
この1フレーズで、胸がぎゅっと締め付けられるような感情にとらわれる。

母親へのレクイエム、といわれているこの楽曲。

「世界中が雨の日も
君の笑顔が僕の太陽だったよ」

という歌詞もある。

藤圭子が亡きあと、宇多田ヒカルはこんな言葉を発表している。

「悲しい記憶が多いのに、
母を思う時心に浮かぶのは、笑っている彼女です」

宇多田ヒカルのリアルな感情がそのまま歌になり、
多くの人々の感情が揺さぶられた。
音楽って、すごいなと思う。

椎名林檎

#椎名林檎

A post shared by 椎名林檎 (@ringo_sheena) on

椎名林檎という、天才というか鬼才もいる。
これまた天才少女として、10代から強烈な個性を放っていたが、
なんと、椎名林檎と宇多田ヒカルは同じ年1998年にデビューしているのだ。

ちなみに1998年は、浜崎あゆみaikoのデビュー年でもある。
B’zGLAYLar’c en Cielなどの活躍もあり、
日本でもっともCDが売れた年として有名。

さて、今回宇多田ヒカルと椎名林檎がコラボしているのだ。
「二時間だけのバカンス」という楽曲である。

一見すると、浮気を描いたような歌詞。
だけど、随所にあらわれるキーワードから、
これは宇多田ヒカルから椎名林檎へのメッセージなのだろうな、
とファンなら推測できるだろう。

特にわたしが、気になる言葉がここ。

「ほら車飛ばして 一度きりの人生ですもの
砂の上で頭が痺れるようなキスをして
今日は授業サボって
二人きりで公園歩こう」

椎名林檎の代表曲「ここでキスして」が、
どうしたって思い出されるではないか。

「ここでキスして」の主人公は学生だった。

「違う制服の女子高生を眼で追っているの 知っているのよ」

というフレーズがある。

だから「二時間だけのバカンス」の中の「授業」というキーワードまで、
「ここでキスして」に寄せられている気がしてくるのだ。

だいたいこの2人は、本当に若いころから音楽人として完成していた。
正統的に「独自の音楽」が持つ力で、
日本の音楽界のトップに立っていた2人だ。

でも(椎名林檎はちがうような記憶もあるが)、
当時の宇多田ヒカルは、学生だったのだ。
そんなことにも感慨を覚える楽曲。

何にせよ、二人の天才の歌と存在感がコラボするというのは、
音楽好き人間として非常にうれしいことだ。

実はずいぶん昔になるが、
椎名林檎のカバーアルバムで、マリリン・モンローの歌を、
椎名林檎と宇多田ヒカルがデュエットしていたりもする。
『唄ひ手冥利〜其ノ壱〜』に収録。
今回の「二時間だけのバカンス」で、この2人の魅力にハマった人は、
そういったものもぜひチェックしてみてはどうだろうか。 
二人の才能がせめぎあって、たぐいまれなる傑作になっている。


関連記事


ランキング