浜崎あゆみは、カリスマで最強なのに、敗者女子のすべてを持っている

浜崎あゆみは、カリスマで最強なのに、敗者女子のすべてを持っている

またまた離婚ということで、最近よく話題になるのが浜崎あゆみ

同年代の友達と会うたびに、ついついあゆの名前が出る。

「あゆもバツ2? あたしと一緒じゃん」ってコもいれば、「そんなあゆだって確か、20代のときは独身だったよね?

ならあたしもまだ結婚しなくてもいーや」ってコもいる。

今も昔も、あゆは鏡だ。

あゆを聞いてると、自分の心が見えてくる。

ayumi hamasakiさん(@a.you)が投稿した写真





目次

1.孤独感や不安感を抱えるあたしたちの代弁者に
2.長瀬智也との恋愛、同棲、別れで、あゆの存在にリアリティが増した
3.外人との結婚、離婚、不倫、二度目の結婚、二度目の離婚・・・あゆも敗者だ
4.歌姫あゆの歌唱力は音楽の才能ではなく、表現の才能
5.最後に・・・

孤独感や不安感を抱えるあたしたちの代弁者に

今年30歳になるあたしたちは、中二のとき2000年を迎えた世代だ。

中二病真っ最中に、1999年で世界は終わるかもしれないという不安をもっていた。

いや、人によっては、それは期待だったかもしれない。

そんなころ、あたしの目に映る芸能界は、あゆ一色だった。

俳優や女優、ジャニーズだっていたはずだけど、中学のころの芸能界の記憶は、ほぼあゆが占めている。

音楽の先生は「浜崎あゆみの歌い方は間違ってます。歌うときは喉を開かなければいけないのに、彼女はわざわざ喉をしめてる。あれではあっという間に声が出なくなるでしょう」と授業中に言っていた。

確かに、ファーストアルバムのあゆは、CDでもピッチが甘いし、何のワザもない。

でも歌うことへの真剣さは格別だ。

「生まれたてのあゆの歌声」と、初々しい歌詞。

それは、キャリアを積んでしまえば、二度と手に入らないもの。

努力すれば技術は手に入る。だが、もう「技術がない」状態は手に入らない。

大人になりたがる年頃の少女たちは、自分の無力さを思い知らされ、圧倒的な孤独感に襲われがちだ。

孤独感をやわらげるために、恋人を作るコもいる。親友とべったりするコもいる。

それでも孤独感は増すばかり・・・

そんな年頃のあたしの心には、あゆが入り込んでいた。

あゆは天使とか妖精みたいに、実体がなくて、でもあこがれる存在だった。

長瀬智也との恋愛、同棲、別れで、あゆの存在にリアリティが増した

大ヒットを連発し、カリスマや歌姫という言葉がとても似あうようになったころ、あゆは長瀬智也との交際宣言をした。

女子にとって、すてきな恋愛は、あこがれの的。

自分に彼氏がいてもいなくても、すてきな恋愛を夢みて、女子力をあげているコが多い。

ジャニーズの中でも際立つイケメンで、大人気グループTOKIOのボーカルである長瀬と、歌姫あゆは、誰が見てもお似合いの大物カップルだった。

すてきな恋人がいる、というだけで、あゆの女子力がさらにアップした。

そして、あゆは天使でも妖精でもなく、恋する乙女なのだ、という実感も沸いた。

あたしにとって、あゆという人間にリアリティが生まれたのは、あゆに、長瀬という特に人間味あふれる恋人ができてからだろう。

そして重要なのが、絵に描いたような美しい恋愛をし、歌手として人気絶頂だったのに、あゆの音楽はあまり幸せそうではなかったこと。

単純にマイナーな曲が多いという理由かもしれない。

それでも、音楽からあふれてくる悲しみに、あたしたちは惹かれていた。

2004年発売のアルバム「Duty」が、あたしはあゆの全作品の中で一番好きだ。

絶望感の表現が、まさに神。

あゆの父親は蒸発した、と言われている。

その父親のことを歌ったという「Teddy Bear」の歌声は、あゆの声としても、けっして美声とはいえない。

でも、唯一無二なのだ。

このときのあゆにしか出せない、絶品の声だと思う。

あゆが長瀬と同棲している、と聞いて、ますますあゆの恋愛が生々しくなった。

それがまた、歌を聴き込むきっかけにもなっていった。

壮大なアレンジの「Key」は、絞り出すような高音がすごい。

虚無感が漂うほど楽しさを演出している「Girlish」。

このアルバムで、あゆの並外れた表現力は確立された。

そしてしばらくして、あゆと長瀬が別れた、という発表があった。

発表よりずいぶん前から、2人の関係はなくなっていたらしい。

アルバム「Secret」のとき、あゆの心にはどんな男がいたのだろうか。

声のクオリティの高さや、歌の技術、曲のよさなどから判断して、あたしがもっとも高く評価しているアルバムは「Secret」だ。

長年付き合っていた男と別れたあゆ。

絵に描いたような「美しい生きざま」ではない。

そんなあゆを批判する声もよく耳にしたが、あたしは「あゆに弱みができた」ということがうれしかった。

外人との結婚、離婚、不倫、二度目の結婚、二度目の離婚・・・あゆも敗者だ

「Love songs」という、この上なくストレートなタイトルのアルバムに、「Virgin Road」という曲がある。

最初の結婚のとき、さんざん話題になった曲だ。

PV撮影で出会った外国人の俳優さんとの結婚。

だから当然、「Virgin Road」のPVに、あゆと旦那さんの姿が収められている。

それなのに、あっけなく破局。

でも、日本で入籍の手続きをしていなかったせいとかで、あゆの日本の戸籍上は、まだ独身のまま・・・。

そのころから、あたしは、あゆの姿に一種の安心感をいだいていた。

あゆでさえ過ちを犯す、ということが、あたしには価値があった。

あゆはあたしたちのために、わざと過ちを犯してくれているのではないか、そんな幻想さえいだいた。

そして、あゆファンならよく知っているバックダンサーと、不倫したと思ったら、(あたしたちにとっては)見知らぬアメリカ人男性と再婚をし、ついに、また離婚。

しかも、37歳の今の時点で、子供を産んでいないということも、一般的には肩身の狭い生き方だ。

だから、あたしは、あゆに共感できる。

歌姫あゆの歌唱力は音楽の才能ではなく、表現の才能

歌手には二種類ある。

生まれながらにして、体内に音楽をもっている人間と、努力して努力して、音楽技術を習得した人間の二種類。

平たく言えば、天才か努力家かの違い。

あゆは後者の典型的な歌い方だと思うのだけれども、並外れた表現力と、センスをもっている。

あと、自分を操る力が、天才的だ。

自分の歌が今どうなっているのか、自分の表情や動きはどう見えているのか・・・

そういったことを的確に把握する能力が、誰よりも高いといえるだろう。

そういうあゆだからこそ、音楽と自分との関係を歌ったという「Microphone」のような歌にも、説得力を持たせられるのだ。

最後に・・・

最近のアルバム「Winter diary ~A7 Classical~」は、音楽好きな人たちの間でとても流行っている。

あたしも、「あゆだから聴く」というのではなく、「いい曲だから聴いてたい」という域に達している。

日本人のソロ歌手でトップ、女性歌手でトップ。

あたしにとっても、女性歌手のトップは、いつまでもあゆだ。


関連記事


ランキング