暴力

DV経験者が語る恐ろしいDVの真実!被害者はいつでも泣き寝入りの日本の現実

2019年の年明け後すぐに、恐ろしいニュースが報道されました。
千葉県野田市に住む小学校4年生の栗原心愛(みあ)ちゃんが実父に殺されるという痛ましい事件。
2019年2月6日時点でまだ父親は虐待の事実を否認しているようです。
そして、被害にあったみあちゃんの母親、栗原なぎさ容疑者もみあちゃんが暴力を振るわれているのを知っていながら助けなかった事。
みあちゃんの様子を実父にLINEで報告していたことなどから、傷害の疑いで逮捕されました。
しかし、実は、この母親も父親からDVを受けていたとか…。
では、本当にDVを受けていると、子供を救うことができなくなるのか、実際にDVを経験した私の経験から語ってみたいと思います。




目次

1.日本でおきる児童虐待件数&DV被害件数
2.DV(ドメスティックバイオレンス)とは何か?
3.DVはどんなものをいうの?
4.マインドコントロール
5.私のDV体験談
6.もし配偶者や近しい人に暴力を振るわれたらすべきこと
7.周りができること
8.DVを相談できる機関を知る
9.私の体験した多くの人が助けてくれなかった過去
10.最も重要な事は、諦めないこと
11.虐待もDVも犯罪です!
12.虐待とDVをなくすために社会に求められること

日本でおきる児童虐待件数&DV被害件数

日本でおきている児童虐待とDVの被害件数はそれぞれ
児童虐待件数:平成29年児童相談所で把握されている児童虐待件数は133.778件
年々虐待認知件数が増えていて10年前と比較すると3倍以上も増えているとも言われています。

DV件数:警視庁が把握しているDV件数は平成29年度で8,421件
平成25年度から見てもDVも3倍以上に増えています。
DV相談件数
(警視庁のホームページから引用:⇒警視庁のサイトはこちら)
しかし、上記の件数は、児相や警視庁が把握している被害件数で、いまだ表に出ていない虐待、DVが多くあるといわれています。

DV(ドメスティックバイオレンス)とは何か?

ドメスティックバイオレンス(domestic violence)の頭文字を取ってよばれる『DV』!
配偶者や恋人など親密な関係にある人から受ける暴力や暴言、経済的支配、性的支配がDVと言われています。
被害者の多くが女性ですが、最近では、女性から暴力を受ける男性もいて、どちらの場合もDV被害者と呼ばれます。
しかし、圧倒的に、女性と子供が被害を受けることが多いようです。

DVの種類

DV
DVは、単に暴力だけをさす言葉ではありません。
いくつか種類があるので確認しておきましょう。

・身体的暴力

DVの典型的な例が、この身体的な暴力です。
殴る、蹴るなど肉体に直接的な暴力をおこなうことをさします。
酷くなると、階段から突き落とす、刃物を投げるなど殺人事件に発展しかねない事例も多くあるようです。

・精神的暴力

身体的暴力とは違い、被害の度合いが分かりずらいのが精神的暴力です。
嫌がらせ、暴言、無視、束縛などが精神的な暴力に該当します。
酷くなると、軟禁状態になりますが、発見しにくく、被害を訴えにくい暴力と言われています。

・性的暴力

性行為を強要するなどが、性的な暴力に該当します。
最も他者が踏み込みにくい暴力で、中には中絶を強要する加害者もいるようです。
デリケートな問題なため、被害を訴えずらく、泣き寝入りしてしまう方が多いとも言われています。

・経済的暴力

家計管理しているものがお金を被害者に渡さず、経済的に孤立させる暴力です。
被害者名義で借金をさせたり、被害者名義の預金を無断で使うなどもこの暴力に当たります。

マインドコントロール

上記でDVの種類をご紹介しましたが、最も忘れてはいけないのが、『マインドコントロール』!
DV被害者も、虐待被害者も、加害者に逆らわないよう激しい暴力を受けているため、加害者の言うことを聞くことが生きる道であると勘違いします。
この状態までマインドコントロールされてしまうと、被害を訴えることも、助けを求めることもできなくなりやすく、時には、加害者側へ加担してしまうことも。

私のDV体験談

記事を書いている私自信もDV被害経験者です。
私の加害者は、元夫。
当時は、義両親、元夫、私、娘1人と暮らしていましたが、元夫は気に入らない事があれば殴るけるは当たり前
そんなことが続きついに
・肋骨の骨折を2度
・指の骨折を1度
・刃物で切り付けられる
等の被害を受けた経験があります。
元夫の切れるポイントは、『お金の事』と『友達の事』
お給料は20万円なのに、10万円を自分のお小遣いにしろと暴れたり、パチンコで負ければ家で暴力
友達と遊びに行きたい日に子供が熱を出し、病院に行くために車を使うと伝えると、『俺は2週間も前から約束してたんだから病院は後だ』と暴力。
今思い返せば、最低な奴ですが、当時は、私もマインドコントロールされていたのか、ハネムーン期という優しい時期を迎えると、『これでDVが治ったかも』っと思い込んでしまっていました。

もし配偶者や近しい人に暴力を振るわれたらすべきこと

過去のDVを経験した私が言えることはただ一つ!
暴力を振るわれたら、経済的精神的に窮地に追いやられたら、『逃げて』ください。
どこでもいいんです。
・コンビニ
・スーパー
など多くの人が集まる場所で保護をお願いするのもOK!
余裕があれば
・警察署
・保健所
・児童相談所
・学校
・消防署
どこでもいいんです。
人がいるところに逃げて保護してほしいと伝えましょう。
迷惑がる人もいるかもしれません。
でも、自分の命を守れるのは自分だけ!
自分の命を、子供の命を守るために、必ず『逃げて』ください。

周りができること

・保護をお願いされた人は

DV被害者の周囲にいる人で、保護をお願いされたら必ずしてほしいことがあります。
『何があったのか』を紙に書き留めてほしいんです。
DV被害者は、マインドコントロールされ、威圧的な人の前で話せなくなることがあるんです。
警察官など屈強な男性の前で話せなくては被害を訴えることができないんです。
どうか、『何があったのか』を紙に書き、保護してくれる警察や児相、救急に連絡してください。

・友人は

DV被害者の友人は、被害者を責めないでください。
被害者に落ち度があったから暴力を受けたのではと言うのは絶対にダメ!
被害者は常に加害者に『お前の性格、お前のせいでこうなっている』と言われ続けているので、そんな事言われたらやっぱり私が悪いんだと更に自分の殻に閉じこもってしまいます。

・家族は

DV被害者の家族は、DV被害の状況把握を行いましょう。
どのような暴力がどの程度続いていて、どんな被害があるのか、しっかり把握しましょう。
ただし、家族の中には暴力が許せず加害者を挑発してしまう方がいますが、それは逆効果!
加害者を逆上させないように、被害者の保護最優先でお願いします。

DVを相談できる機関を知る

DVは、相談ができる機関があります。

・DV相談窓口

各都道府県には、女性センターや男女共同参画センター、男女参画課などがあります。
DV支援業務を行っているので、こちらに相談するのも1つの手!
ただし、名称は各都道府県によって異なるので、
全国共通電話番号:0570-05-5210へ電話しましょう。
さらに、ホームページでは、具体的な支援内容や支援について相談することもできるようです。
⇒DV相談窓口はこちら

・福祉事務所

全国に1247カ所に窓口がる福祉事務所。
地域住民の福祉支援をする行政機関で、ソーシャルワーカー、ソースワーカー、保健師、などがいて様々な相談に応じてくれます。
⇒福祉事務所とは

・女性センター

女性を支援する総合的な施設でDV、暴力専用相談窓口を設けています。
⇒女性センターとは

・児童相談所

児童相談所は、DVとは関係ないと思う方いますよね。
しかし、子供の前で行われる面前DVは、子供への虐待になります。
そのため、配偶者への暴力も児童相談所で対応してもらえることがあるのです。
⇒児童相談所を探す

・警察

被害者の身に差し迫った危険がある場合、迷わず110番で警察を呼びましょう。
DVは立派な犯罪なので、警察にしっかり対応してもらえれば、緊迫した状況は避けることができるはずです。
警察では、女性捜査官の事情聴取などがありますが、その後の対応についても、相談にのってくれる場合もあるようです。
⇒警視庁配偶者からの暴力について
警察官

・弁護士

DV加害者との離婚、慰謝料の請求を考えている場合は、弁護士へ相談をしましょう。
法的にできる限り強い味方になってくれます。
弁護士

・民間シェルター

民間団体が運営するシェルターで、一時的に保護してもらえる施設です。
相談などもおこなってくれますが、満室で対応できないというところも多くあるのが現実です。
⇒民間シェルターについて

私の体験した多くの人が助けてくれなかった過去

私がDVを経験したのは、今から10年前。
DVということ自体社会的に大きく取り扱ってもらえている状況ではなかったためかどこも冷たい対応でした。
・警察
民事不介入を連発。
殴られようが、切りつけられようが、加害者を怒らせた私が悪いと警察官に怒鳴られたり…。
精神的に病んで精神科で処方された薬を1度に大量服用し、心配した近隣の方が通報してくれた時も、『死ぬ薬じゃないから大丈夫』と放置。
誰も味方はいないんだと、絶望したのを今でも思い出します。

・弁護士
お金を払えない人は相手にしてくれませんでした。
相談1回5000円で相談時間は30分、状況説明をし、離婚したい旨を伝えると
『いくら着手金出してくれるの?』
まだ20代前半の私は着手金の意味が分からずいると30分たってしまい終了。

・家庭裁判所
DVの被害を訴えましたが、DVの判例が少ないという理由で、慰謝料は取れませんでした。
相談員さんからは、『DVって言っても死んでないんだから、前を見て生きたら』と突き放す発言。

・家族
家族にも相談はしましたが、自分たちに被害が向かないよう、私との接触を避けるように。

当時は、どこに相談しても誰も助けてくれなかった。
離婚後も続く暴力を見かねた近隣の方(暴力について相談していました)が県警へ通報、やっと動いてくれた警察のおかげで、地方裁判所で接近禁止命令を出してもらえその後は一切かかわらなくなりました。

最も重要な事は、諦めないこと

SOS
私は何度も自殺を考えました。
生まれて間もない子供と一緒に死ぬことを考え、実際に近所のビルに無意識で昇っていたり…。
精神科の薬を無意識に大量服用していたり…。
それでも、今生きているのは、諦めなかったから。
死んだら、この可愛い赤ちゃんの笑顔が見れなくなると、踏みとどまったから今がある。
今苦しんでいる方も、絶対にあきらめてはいけません。
誰かが、必ず見ていて、助け舟を出してくれる日が必ず来ます。
そのためにも、DVの被害を受けていることは、多くの方に相談しておきましょう。
私のように、助かる可能性も十分にあるんです。

虐待もDVも犯罪です!

そして、すべての人がDVと虐待は犯罪だと自覚すること!
DVや虐待の兆候があるのに、通報しないのは、加害者と同罪です。
気のせいだったとしても、勘違いだったとしても、あなたの一声で、行動で、命が助けられる可能性があるんです。

虐待とDVをなくすために社会に求められること

虐待とDVをなくすことはおそらくできないでしょう。
ただ、その被害から被害者をいち早く救出することはできます。
それは、誰にでもできるんです。
おかしいなと思ったら、通報する。
大丈夫かなと思ったら、声をかける。

たったこれだけで命を守れるということを忘れないでください。

そして、社会は、もっと加害者に厳しくなるべきです。
刑法ももっと厳しくすべきです。
子供の虐待事案で逮捕された親の刑期ご存知ですか?
10年以内に社会に出てこれるんです。
でも、誰も死んでない詐欺などで10年以上の判例があるんです。(詐欺が軽い罪だとは思っていません。もっと重くてもいいくらい!!)
子供の命も女性の命も軽くないということを、社会全体が声を上げるべき時が来たのではないでしょうか。


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