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自営業の夫がうつに!休職中の補償がない自営業に打つ手なし??

最近、注目が集まるうつ病に対しての企業の取り組み。
休業補償や社会復帰もしやすいように様々なサポートがありますが、それは、会社員として社会保険に加入していることが前提。

自営業の場合は、国民保険加入が大半で傷病手当は国からは出ません。
業種にもよりますが、休んでしまうと給与も0!!

そこで、今回は、自営業の夫がうつになってしまった我が家の打った手をご紹介します。




目次

1.売れるものは売る
2.うつ病患者に配慮が必要
3.家計見直し
4.治療費の負担は、自立支援医療を活用
5.日々の生活費を稼ぐ方法!
6.障害年金の受給要件
7.どうにもならなくなったら生活保護
8.うつ患者には日々生きている事を褒めてあげて
9.まとめ

売れるものは売る

まず、我が家では売れるものは何でも売りました。
ブランドバック、コート、パーティドレス、結婚式の引き出物
などなど、100円でも値のつくものは何でも売って1円でも多く手元にお金を作りました。
ただ、この時、ウツ患者に注意しなくちゃいけないことがあるのです。

うつ病患者に配慮が必要

売れるものは売るを合言葉に家中、大掃除しましたが私が夫に最も注意したのが

『夫のものは売らなかった』

ということ。
うつになってから夫は、ご飯を食べることも、お風呂に入ることも自分で決めれなくなってしまいました。
毎回、
『美味しいご飯できたから食べよぉ』
『温かいお風呂入ったから入ろぉ!』

っと誘って気分が良ければ動き出すみたいな生活だったので、正常な判断ができない今決めさせたら後で後悔するのではと思ったから。

うつ病の治療でも、「自分で決める」はものすごいストレスになるんですって。
治療の妨げにならないよう、うつ病患者には『決断』をさせてはいけないようです。

家計見直し

続いて、家計の見直し!
まず手を付けたのが、子供の習い事!
我が家には3人の娘がいてそれぞれ、公文2教科ずつ、英語、そろばん、進学塾に通っていましたが子供たちにも事情を説明。
それぞれ、一番お金のかかる進学塾や公文の教科を減らし、約3万円の削減。
食費も週に1回は外食していたのを、2週に1回に減らし、8000円の節約
自転車を多用することで車のガソリン代の削減、被服費や外出代も数千円程度減らしトータルで4万円以上の家計見直しを実現。

治療費の負担は、自立支援法を活用

お金
ところが、どんなに家計の見直しをしても大きな負担になるのが、『医療費』!
うつ病になってから、精神科の受診を2週間に1度していた夫、病院代と薬局代で毎回1万円前後の出費がつづいてしまいました。
そんな時、ふと、病院の会計前に「自立支援医療」のポスターを発見!
このポスター、病院にずっと貼ってあったそうなんですが、情報もなく、うつという病気に動転していた家族は完全に見落としていました。

自立支援医療とは

精神障害、てんかんなどで継続的な治療を必要とする方が受けられる医療費の自己負担軽減策

・対象となる病気は…

統合失調症
うつ病、躁うつ病などの気分障害
薬物などの精神作用物質による急性中毒又はその依存症
PTSDなどのストレス関連障害や、パニック障害などの不安障害
知的障害、心理的発達の障害
アルツハイマー病型認知症、血管性認知症
てんかん など

基本的に、保険適用範囲の治療を通院で病院に通っている方が対象。

・通院費の負担額

自立支援医療の申請後、特に問題がなければ、通常3割の医療負担のところ1割負担で病院を受診、薬局で薬を受け取ることができます。
(後期高齢者ですでに1割負担の方や、乳幼児医療で医療費が無料の方は利用できません)

1割負担でも、かなりの高額な医療費が予想されますが、さらに1カ月当たりの負担には世帯所得に合わせた上限が設けられているので、数十万円もの高額な医療費を支払うということはないようです。

・申請で必要な書類

自立支援医療制度の申請には、かかっている医療機関で「意見書」というものを作成してもらう必要があります。

この「意見書」とともに
・申請書
・保険証または生活保護受給者証(写しでも可)
・同意書(注意)所得状況を確認するための同意書です。
・市外から転入された方は、マイナンバーを使って情報照会をすることができます。
・個人番号〔マイナンバー〕の確認ができる書類(注意)マイナンバーカード、通知カード等(コピーでも可)
・印鑑(認印は可、スタンプ式は不可)

が必要になります。

なんとか調べて、病院の先生に診断書を書いていただき、住んでいる市区町村役場の障害福祉課や福祉課に添付書類を添えて提出した日から1割負担での医療を受けることができるのです。

日々の生活費を稼ぐ方法!

そして、何より、日々の生活費を稼ぐ必要がありますよね。
不労所得がある場合は別ですが、我が家の場合、夫が働かないとお金は入ってきません。
私が昼間夫の仕事を手伝い(ほぼ一人で)夜、パートをして所得を得ました。
私の寝る時間は減ってしまうものの、それで家計が回るならそうするしかないという状態でした。

が、中には、FXや株取引でお金を稼ぐ方もいるようですね。

どちらにしても、夫のうつのおかげで妻がキャラリアアップし、自立できるチャンスになるとも言えますね。





障害年金の受給要件

とはいっても、うつにも様々なパターンがあって、我が家の夫は自殺願望やリストカットなどの示威行為はなかったのでパートに出ても不安はありませんでした。
が、中には、常に介護や介助が必要になるパターンもあってそんな場合、妻が外に働きに行くのは不可能ですよね。
そんなときに役立つのが『障害年金』なんですが、障害年金には3つの種類があります。

・障害年金1級

所得要件が最も厳しいが、最も手厚いサポートを受けられる。
うつの症状が現れ、病院を始めて受診した日から1年6カ月後から申請が可能!

・障害年金2級

1級についで、手厚いサポートが受けられるものの、こちらも受診日から1年6カ月たたないと申請できません。

・障害年金3級

3級は、厚生年金加入者だけが受けられるサポート。
国民年金加入者の我が家の場合は、まったく関係ないのですが、障害年金3級は受給要件が、1級、2級よりも軽いのが特徴。
障害年金3級を受けながら、社会復帰を目指す方が多くいます。

ということで、自営業で国民年金の我が家には遠い該当要件の障害年金は受給できないと思っていた方がいいという結論になりました。

どうにもならなくなったら生活保護

そこで、続いて考えたのが、『生活保護』
うつの夫を抱えながら、いつまでも睡眠時間を削って働き続ける事は不可能ですよね。
そこで、生活保護受給も視野に市役所に行きましたが、このような回答で門前払いでした。

・所有する車の売却(確かに当たり前か!)
・親や兄弟からの支援(私も夫も両親はすでに他界)
・夫名義の自宅の売却(夫の弟が一人で住んでいて自立できるか不安…ひきこもりってやつです。)
・夫の会社を廃業し、私が正社員として社会復帰
・夫にも早めに病気を治しアルバイトなどで社会復帰(それができれば苦労はしない…。)

そうすれば生活保護を受けずに暮らせますよ。
ということでした。
確かにその通りなんですが、ひきこもりの弟のことも考えると私も頭がパンク寸前。
とりあえず、貯金があるうちは貯金を切り崩すしかありませんね。

うつ患者には日々生きている事を褒めてあげて

なかなか上手くいかないうつの治療と生活の事を考えると、私もうつになりたい気分になっちゃいますが。
とりあえず、今は、

『今生きていてくれることを』
『水分も食事もとれていることを』

褒めてあげることで、ゆっくりしてもいいんだと安心してもらう必要がありますね。
まだまだ、うつ患者の夫を支える妻としては未熟者なのでもう少し頑張らないとなぁ!!

まとめ

うつ病になった夫と病院へ行き初めてこの社会の仕組みを少しだけ垣間見れました。

『情弱は悪』ということ。

病院も薬局も市役所もどんなに通ってもいい情報というのは教えてはくれません。
ピンポイントで、

『この制度の受給要件は?』
『この制度を受けるのに必要な書類は?』

と聞かないと何にも情報をもらうことができないのです。

『聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥』を肝に銘じて、まだまだうつ夫を支える為に妻がパワーアップしていきますよ!!


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