お手入れの基礎知識

ヘアケア

髪を洗うとは頭皮を洗うこと ―― 健やかで美しい髪を保つための大切な基本。

毛髪の汚れはお湯を充分かければ80%は取れると言われますが、頭皮の皮脂は簡単には取れません。
基本的なお手入れ方法には化学的な根拠もあるのです。

  1. 髪をしっかり濡らします。この段階でシャンプーがなくても強力なスタイリング剤や皮脂以外の汚れはだいたい落ちるといわれています。
  2. シャンプーを手のひらにとり少し泡立てます。
  3. 髪にまんべんなくシャンプーをつけます。手に取ったシャンプーを一箇所にのせて広げていくのではなく、ポイントに分けてのせていくと、まんべんなく広がり、泡立ちも違います。

シャンプーの化学

 

膨潤・浸透

シャンプーが髪につくと、皮脂のような水に溶けにくい汚れは、シャンプーに含まれる界面活性剤に包まれて付着力が弱まり、髪の表面から引き離されます。

 
 

乳化・分散・可溶化

汚れは髪から引き離されると、水溶液中に溶けて散らばり、安定して混ざり合います。

 
 

起泡

泡は髪同士の接触による摩擦を緩和して、髪と界面活性剤との接触を助け、浮き上がった汚れを取り除きます。

 
 

再付着防止

髪や汚が界面活性剤に包まれると、引き離された汚れが髪に再付着しにくくなります。

 

What? 界面活性剤

気体や液体、固体などの物質の界面(表面)に働いて、境界面の性質を変える物質のことで、水になじみやすい性質と油になじみやすい性質を併せ持っていますので、水と油など本来混ざりにくい物質を混ざりやすくする効果があり、さらに元の状態に戻りにくくする効果があるので、洗浄剤の主成分に使われています。

 

POINT

ゴシゴシ洗ったり爪を立てると頭皮を傷つけますので、指の腹で揉むように洗いましょう。
すすぎは髪を押し上げるようにして地肌もしっかりとすすいでください。
洗い残しは肌荒れやフケ・かゆみ・雑菌による異臭の原因になります。

 

お風呂から上がったら…

ゴシゴシ揉まず、髪を挟むようにしてタオルドライをして、すぐドライヤーをかけます。ドライヤーをかけるのは髪を乾かすことよりも、頭皮の雑菌の繁殖を抑えることが目的です。
タオルドライだけで寝てしまい、寝ている間に雑菌がうようよ・・・なんて想像すると怖いですよね。

意外と知らない?リンスとコンディショナーとトリートメントの違い

あなたはシャンプーの後どれを使っていますか?複数使っている場合はどの順番で使っていますか?
リンスとコンディショナーってどう違うの?漠然とわかっているようでわかっていなかったり・・・?

リンス = コンディショナー

メーカーによって呼び方が違うだけで、効果に違いはありません。
主な効果は、シャンプーできれいになって、水分補給した髪を守るコーティングの役割を果たします。
スキンケアでいう乳液といったところです。

※石鹸シャンプーを使っている人はシャンプー後は専用のリンスを使用してからにしましょう。
石鹸はアルカリ性で、専用のリンスは酸性リンスです。
石鹸シャンプーでアルカリ性に傾いた髪を弱酸性に戻す効果がありますが一般的なリンスやコンディショナーのような コーティング効果がありません。

トリートメント

コンディショナーとは違う役割を果たしますので(リンス=コンディショナー)≠トリートメントです。
痛んだ髪などに浸透して補修する効果があります。
通常のトリートメントは40℃前後で10分間ほど放置しないとあまり効果はありません。
洗った髪にぺたっとつけたままにせず、蒸しタオルをまいたりなど、髪を温めるようにしましょう。

POINT

リンスやコンディショナーを使用した後にトリートメントしたり、シャンプーのあとにトリートメントで終わらせたりしていませんか?
リンスやコンディショナーでコーティングした髪にトリートメントをしても浸透しにくいので効果は半減ですし、トリートメントでせっかく補修したのにコーティングしなければせっかく与えた栄養が逃げてしまいます。
ひと手間かけることでより良い効果が得られますのでシャンプー→トリートメント→リンス、コンディショナーを試してみては?